もうすぐで三十路のぼっちブログ

生きている感想を書いています。明るくなりたい。

12月29日 a


昼まで布団にいた。
室内は日が差し込まないので暗い。動物のおしっこのにおいがする。すっぱい。
ダウンジャケットを羽織って部屋を出ると、外はあたたかい。
あきらかに服装を間違えた。と、気づいたときには家から200mは歩いていたので戻るのが面倒でそのまま出掛けることにした。
いまからカフェで昼ご飯を食べに行くのだが、服を変えるのは帰ってきてからでも問題ない。

外は陽差しがまぶしくて心地よかった。目からひかりが入ってくると、日光に反応する特定の脳汁がじわじわ出てくるのを感じる。
これが出ると気分がよくなるのだ。日光を浴びるとセロトニンが出ると読んだことがある。しかし、セロトニンが出るから気分がよくなるのかどうか個人的には知らない。なぜかというとセロトニンの分泌を増やす食品があるらしいのだが、そういうものを食べて、たとえそれで気分がよくなったとしても、ご飯がおいしかったから気分がよくなったのか、それともそれがセロトニンのせいによるものなのかは判別不可能だ。日光を浴びて気分がよくなったのが、そのとき風に吹かれた葉っぱに反射する光がきれいだったからとか、歩いて身体を動かすことが気持ちよかったのかとか、個々の要素はばらばらにすることはできない。脳内伝達物質のセロトニンが分泌されることは自覚できないし、単に日光を浴びると気分がよくなるという事実だけわかっていれば十分だった。生活の場では、自分にとっての感覚的な事実さえがはっきりしていればよい。その原因はかならずしも理解する必要はない。感覚がうまれるために理解はいらない。