もうすぐで三十路のぼっちブログ

生きている感想を書いています。明るくなりたい。

アパートでお留守番

 

 最近よくちいさい頃のことを思い出します。よく思い出すのは昔住んでいたアパートで母親の帰りをひとりで待っていたこと。長屋みたいに平屋がいくつか横に並んだ集合住宅に、うまれてから4歳頃まで住んでいたことがありました(というか、つまりあれは長屋だった)。その頃、両親が共働きだったことがあり、日中お留守番をよくしていました。はっきりと記憶していませんけど、昼頃から夕方にかけて4〜5時間留守番をしていたような気がします。でも、ひょっとするともっと短かったかもしれません。そのとき自分が何をしていたのかというと、庭で土いじりをしていたり、ありの巣をほじったり、植え込みのツツジのにおいを嗅いだり、前の道路をひたすら眺めてたりしていました。部屋にテレビはありましたが、それはまだよくわからなかったです。この経験についてたしかに言えることは、すごく退屈だったということ。妄想の世界に飛んでたとかは多分なかった。僕は割と遅くまでぬいぐるみあそびが好きだったんですが、大好きなぬいぐるみもひとりきりになると、ただのモノになっていた。妹がいたから一緒に遊ぶときはぬいぐるみはおともだちになるんですが、ひとりだと布と綿でしかなかったようです。とにかく周りには何か興味を持てるような物は何もなくて、退屈していました。そして、自分をこんな退屈な世界においてけぼりにしている人間ーつまり母親ーに結構いらだっていた気がします。

 僕の中でお父さんはあまり存在感がなかった。いや、毎日仕事から帰ってきて顔を見ていたし、普通に好きなんだけど、こっちから寄っていく感じではあまりなかった気がします。母親にはベタベタでした。まあ、2さいとか3さいですからね。そんな大好きなお母さんがよくわからないところに出かけていって、それで自分が独りにされるものだから、毎回大泣きしてました(子供って無力ですね。)

 ということを思い出しました。3歳くらいの頃の話です。